利用方法の変更点¶
警告
このページは2022年3月まで運用していた Phase 2スパコンからの移行に関するドキュメントです。2022年4月から稼働した Phase 3スパコンからご利用の方は利用方法をご覧ください。
Unit B/Cのシンクライアント端末¶
スパコンにアクセスするためのシンクライアント端末は、Phase 2スパコン用のものから置き換えになります。新しい端末は2022年4月1日以降に配布いたします。大きさは現行のものからほぼ変わりません。OSはWindows 7 Embedded から Windows 10 IoT Enterprise になります。
Unit B/Cログイン時の指紋認証¶
Phase 2スパコンのUnit B/Cでは指紋認証だけでログインができていましたが、Phase 3スパコンではパスワードとDuo Mobileアプリを利用した2要素認証になります。アプリを入れた端末を紛失するとログインできなくなりますのでご注意ください。
仮想デスクトップ¶
ログインしたときに最初に表示される仮想デスクトップがWindowsからLinuxになります。これにより、Windowsで利用していたExcel, Word, PowerPoint, SASなどは利用できなくなります。Microsoft Officeの代わりにLibre Officeが利用可能ですので、こちらをご利用ください。SASの代わりにはRをご利用ください。
シンクライアントメール¶
Phase 3スパコンではシンクライアントメールに対応するサービスは提供されません。情報共有は Lustre をご利用ください。
仮想デスクトップのNAS (fsrv)¶
Phase 3スパコンではNASの代わりのサービスは提供されません。 Lustre をご利用ください。詳細についてはスパコンのディレクトリ構成をご覧ください。
ジョブスケジューラー¶
ジョブスケジューラーはPhase 2スパコンと同じSLURMを採用します。ただしパーティションは変更になるため、パーティションを指定してジョブを投入している場合にはスクリプトの修正が必要になります。パーティションの一覧はジョブスケジューラーをご覧ください。
データベースおよび各種ソフトウェア¶
インストールされる各種ソフトウェアとデータベースはゼロベースで再選定しています。また、パスも変更となっているため、これらを参照していたスクリプトは修正をお願いいたします。データベースの一覧はデータベースを、ソフトウェアの一覧はソフトウェアをご確認ください。
個人アカウントの扱い¶
Phase 2スパコンでは、個人アカウントにログインしてからプロジェクトアカウントに入る方法をご案内しておりました。Phase 3スパコンでは各プロジェクトへのアクセスをプロジェクトメンバアカウントを利用して直接行うため、プロジェクトのデータを扱うために個人アカウントを経由する必要はありません。引き続き個人アカウントは提供しますが、正式なプロジェクトの開始前の予備調査やスパコンの使い方の学習のために限りお使いいただけます。
NoMachineを使ったGUIログイン¶
NoMachineは利用できなくなり、代わりにFastXが利用できるようになります。クライアントソフトウェアをインストールせずともウェブブラウザのみで利用できるため、Unit Aへの接続に専用のソフトウェアをインストールする必要はなくなります。ウェブブラウザで利用している場合にはAlt-Tabなどが一部のキーボードショートカットが使えませんが、専用のソフトウェアをインストールして接続すればAlt-Tabも利用できるようになります。
利用前手続き¶
Phase 3スパコンではアカウント情報が全て登録し直しになります。そのため、Phase 2スパコンの指紋情報や公開鍵は全てリセットされます。Phase 2スパコンで利用前手続きとして指紋登録や鍵登録を済ませていた方でも、Phase 3スパコンでは新たに登録が必要になります。具体的な登録手順はDuo Mobileアプリのセットアップをご覧ください。Phase 3スパコンでは公開鍵は原則として必要ありません。