ToMMoスーパーコンピュータの役割

  1. 品質の高い「個別化医療・予防」の基盤となる日本人のゲノム情報の構築
  2. 環境情報と遺伝情報との関係を解析し日本人の疾病などのリスク予測をより正確に行える統合データベースと大規模解析環境の構築
  3. 全国および機構内の研究者がセキュリティを担保しつつ解析を行える 「個別化医療・予防」を加速するデータバンクの構築

 東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)で構築を進めているバイオバンクは、生体試料やコホート事業で収集されるアンケート情報、生化学情報、診療情報だけでなく、自ら最先端のゲノム・オミックス解析を行うことで、有限のサンプルを、繰り返し分譲可能な高品質なデータとして蓄え分譲を行う複合バイオバンクです。
複合バイオバンクの実現に当たっては、ToMMo スーパーコンピュータが、データを貯蔵するデータバンクとしての機能だけでなく、高度な解析基盤としての機能も発揮し、東北発の未来の健康創りを推進します。

 地域住民コホートや三世代コホートを通じて集積された15 万人規模のアンケート情報や、解析が終了したゲノム・オミックス情報などの分子情報は、提供者が分からない処理(匿名化)を行い、ToMMo スーパーコンピュータによる情報解析を経て、統合・知識データベースに格納され、全国へ分譲を行います。

 これまで解析としては、この目標に向け、2016 年度には、血液サンプルから約2000 人分の全ゲノム配列の解析と約1000 人のオミックスデータの解析を実施しました。現在も、鋭意ゲノム・オミックス解析の規模を拡大し、より充実した情報を納めた複合バイオバンクとなることを目指しています。この情報によって、日本人が持つ、各人の遺伝子の違いや日々の食事摂取状況等の違いによるオミックスデータの違いが明らかにされ、病気のリスクなどの計算を行えるようになると考えています。その結果、体質(ゲノムの違い)に合わせ、環境要因(オミックスの違い)を考慮した個別化医療・予防への道が開けます。

 ToMMo のスーパーコンピュータをご覧いただき、今後の複合バイオバンクのデータ基盤としての役割と解析拠点としての役割に対するご理解とご支持を頂ければ幸いです。

 

東北メディカル・メガバンク機構
ゲノムプラットフォーム連携センター